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責められる馬琳と責められない王晧~世界卓球選手権2024 中国の監督たち~

未だに収まらない中国女子監督、馬琳への批判。

なぜそこまで熱くなるのか、疑問に思う人もいると思います。

 

一応、中国のパリオリンピックのシングルス代表の選考方式にはこのような規定があるそうです。

「主要な国際大会の団体戦の決勝トーナメントは、世界ランキングの上位3名が優先的に出場の資格を得る。その資格を放棄したり、故障や病気などの不可抗力によって出場できない場合、国家チームのコーチ陣が他の選手を代替出場させることができる」

つまり決勝戦もこの規定通りに行われたわけです。

どのくらいの拘束力があるかなどはわかりませんが、この規定を基に話をしないとめちゃくちゃになる気がします。

 

ただ「中国は絶対王者として誰を何番に出しても必ず優勝する」というプレッシャーがあるのではないかと思っています。それでけの練習もしているし、誰もが世界チャンピオンになれる素質もあると思います。

 

また優勝したのにも関わらず、これだけ熱くなるほど中国の国民の卓球に対する思いが強いことがうらやましくもあったりします。

 

 

ところで、女子決勝ばかり問題に上がり馬琳の解任要望が出ていますが、男子の準決勝の件はどうでもいいのでしょうか?

韓国に序盤1-2と追い詰められ、最終的に3-2でギリギリの勝利となりました。

全く持って女子決勝と同じ流れです。

それでも男子監督の王晧は、「馬龍じゃなくて〇〇を出せ!」と騒動になってはいません。

(把握してないところで盛り上がっていたらスイマセン・・・)

世界ランキングや過去の実績を見ても、女子はこのような結果になる可能性もないとは言えませんが、男子の方が番狂わせだと思います。

これは単純に決勝じゃなかったからという事でしょうか。

もし負けていたら、女子の比じゃないほどの批判だったでしょう。

 

ただ個人的には同じくらいの扱いをしないと不公平だと思います。繰り返しますが、世界ランキングなどを見ても男子の方がヤバイ。。

こっちだって本当に負けそうに見えたし、歴史が変わると思いました。

日本のメディアの取り上げ方なんでしょうか?

王晧はラッキーだったのかな。。

 

 

~余談~

シェーク全盛期にペンホルダーで活躍した2人が監督を務めていて、卓球協会会長がペン表の劉国梁というのは感慨深い!