Rotブログ

日々の出来事を書いています。

中学の通知表

通知表の評価方法が変わって数年経ちましたが、個人的に今回の改定は失敗だと感じています。

改訂後

A゜・A・B・C゜・C

の5種類の組み合わせで評価がされていますが、実際に表記されるのは

A・B・C

の3種類のみ。

つまり『AAA』と表記があっても、「A゜A゜A゜」の評価から「A、A、A」まで結構な差があるわけですね。

でもそれは通知表を見ただけでは判断できませんので!

こんなにブラックボックス化した評価でいいのか?未だに疑問を持っています。

現在3項目中2項目はテスト類の点数重視、残り1項目は授業態度や提出物重視となっていて、項目数の変更はあれど評価ポイント自体は変わっていません。

 

また通知表は以前より『相対評価』から『絶対評価』へと変わっています。しかし、実際のデータを見てみると、結局は相対評価のようにバランスをとった成績分布になっています。

『1』が確実に減った!

という部分だけは絶対評価の影響だと思います。

さあ本当にこのままの評価で行くのでしょうか。

 

相対評価

 簡単に言うと他の生徒と比較して成績を付け、評価ごとに人数割合が決まってしまっている評価方法。つまりみんながテストで80点以上の点数をとっても、全員が5になることは絶対になく、その中で特に優秀な生徒が5をとり、80点ギリギリの生徒は1になってしまいます。まあこんな例はまずありませんが(笑)

例として生徒が100人いたら・・・

5の生徒➡7人

4の生徒➡24人

3の生徒➡38人

4の生徒➡24人

5の生徒➡7人

のように振り分けられる。

 

絶対評価

 相対評価のように人数割合が決まっていなく、他の生徒と比較することなく成績を付けることができる評価方法。極端な話、優秀な生徒ばかり集まっていればみんなに5を付けることもできる(逆もしかり)。こちらもこんな例はまずありません。

 ここで一番怖いのは絶対評価になっているこの時代に「1」を付けられる生徒はよっぽどのことをしているという事になります。