先日こんな記事を目にしました。
www.yomiuri.co.jp近年続いている定員割れを解消するべく策として打ち出されたそうです。
しかし大学の所在地である銚子市自体も財政が豊かなわけではなく、難色を示しているようです。
実際に公立化を果たした私立大学は軒並み倍率を上げ、定員割れを回避しているため策としてはいいのかもしれません。
生徒・保護者にとっても公立化により学費が安い大学の選択肢が増えることはいいことでしょう。
ただ個人的に2点気になることがあります。
1つ目は千葉県銚子市に位置するため、首都圏に属する点です。
これまでの公立化した大学には首都圏に属する大学はなく、わざわざ首都圏の大学に通うのに東京からのアクセスの悪い銚子にある大学を選ぶ学生はいるのでしょうか?
根拠はありませんがなんとなく敬遠されるような気がしてしまいます。
2つ目は薬学部の国家試験合格率が低いという点です。
昨年度の現役生の合格率が56.14%で全大学下から4番目という結果です。
薬学部は一部の大学では国家試験合格を目的とせずに選ばれている大学もありますが、私立大学の多くは国家試験合格が一番の目的になっています。
倍率が上がれば結果的に合格率も上がるとは思いますが、実績を見た高校生が公立化というメリットだけで選ばれるかは不明です。
以上の観点から他の公立化した大学とは同じようにいかない部分もあるのではないかと予想します。
いずれにせよ今後も情報を追って言っていこうと思います!